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ひろしま感性イノベーション推進協議会は”感性に訴える”ものづくりを振興しています。

成功事例SUCCESS STORY

 以下は,人間の感性に訴え,操作感・快適感・上質感・高級感等といった新しい価値を創出している商品です。これらの事例を参考に,どうしてそうなるのか? という「原理・原則」を学んで,企画や設計の段階からそれを反映して製品を開発することで,建設機械,農機具,木製品,衣類,食品,日用品等,様々な分野に応用することができます。

操作感や快適感の向上 〜身体の構造,動きの法則性及び身体への負荷圧力を理解する〜

「自動車」

 この自動車は,人間の骨や筋肉の仕組みから,手や足の動かしやすい動作軌跡,関節が力を発揮しやすい方向を研究して,「ステアリング」,「ペダル」,「シフト」の各ユニットをレイアウトすることで,リニアでダイレクトな操作感を実現しました。


「シェーバー」

 このシェーバーは,従来製品がヘッド部を肌に押し付けることで,かえって深剃りができず,肌を傷めていることに着目して,グリップ部分を「握る」から「つまむ」形状に変更しました。それにより,手や腕への負担が少なく,やさしい肌触り感の深剃りを実現しました。


「洗濯機」

 この洗濯機は,“洗濯物を取り出す”動作における膝や腰への負担を軽減するため,ドラムを斜めに配置しました。
さらに認知特性(わかりやすい,ミスをしにくい)に合わせ設定パネルを改良し,直観的な操作感を実現したことで,人気商品となりました。


「ペン」

 このペンは,通常よりも太い軸と,握りの部分に適度な柔らかさと安定感のあるシリコンラバーを用いることにより,連続筆記の際の頸・肩・腕の筋肉にかかる負担を軽減しました。発売15周年記念の限定モデルが出るほどの人気商品となっています。


「転倒予防くつ下」

 この転倒予防くつ下は,足の関節の動きに合わせてつま先を持ち上げることで,土踏まずの健全化,足関節の柔軟性維持,体のバランス保持及び背屈機能の促進等を実現しました。その効果の高さから病院のリハビリ現場などで活躍しています。


「枕」

 この枕は,筋肉の弾性特性に近い立体構造の3Dネットとエアネットパックユニットで構成されており,寝返り時の追従性を高める剛性感を実現しています。また,頭部の温熱環境を最適化する通気性も併せ持ち,睡眠の質の向上を実現しました。


上質感や高級感の向上 〜人が感じる光や音の特性を理解する〜

「食感」

 このゼリーは,中に入っているタケノコの形や色,風味をそのまま残して舌で触れると優しく溶けるとびきりのやわらかさを実現しました。 食品では素材から創造もつかない食感を実現することで消費者の驚きを生むこともできます。またこのゼリーは飲み込みやすく,食べやすいことから介護食としての需要も見込めます。


「食品用トレイ」

 人が食べ物を“おいしい”と感じるのは,その味だけでなく,食べるときの雰囲気にも大きく左右されます。この食品用トレイは,プラスチックでありながら木目や漆調に見える質感を与え,料理と一体で高級感を生みだし,おいしさの向上に寄与しています。


「機能的なデザイン」

 この缶のデザインは,NASA で使われている技術を応用したもので,缶の軽量化と高強度化を実現しています。また,その特徴的な音も顧客を惹きつける役割を担っており,開封時の「ガシャン」という音は,缶の圧力差とその形状を利用したものです。


「携帯電話」

 この携帯電話のボタンは,プラスチックでありながら金属のような上質感を実現しています。これは,下地につけた表面の凹凸で反射率を制御して光沢感を,金属に似た反射スペクトルとなるように塗装することで色感を与えているからです(この技術は,軽量化とコスト削減にも寄与しています)。


「動作音」

 自動車では高級感を感じる“ドアを閉める音”を,デジタル一眼レフカメラではその気にさせる“シャッター音”を実現しています。これは,人が“快適”と感じる音の周波数を解析して,素材の音に対する吸収・反射特性を制御しているからです。


「化粧用品」

 熊野筆のすぐれた伝統技術は,その品質の高さからメイクブラシにも応用されています。メイクアーティストや展示会での顧客意見を参考に,毛先の繊細な肌触りを実現しています。また,使う人が持ちやすい握り手の形状や素材にも気を配っています。


その他の事例

日本人間工学会広報委員会「人間工学グッドプラクティスデータベース(GPDB)

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