刊行物:刊別紹介
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自主研究等 [1998年01月]
大河ドラマ「毛利元就」の地域に及ぼす効果に関する調査報告書
ナンバー
No.98-01
刊行年月
1998年01月
頒価
1,050円
在庫
あり
概要
平成9年の1月から12月にかけて、NHKの大河ドラマ「毛利元就」が放送され、好評のうちに終了しました。平均視聴率は関東地区で23.4%、地元の広島地区では38.5%にのぼり、歴代の大河ドラマの中でも好成績を残しました。
毛利元就は、三人の息子に対し兄弟の結束を説いた「三本の矢の教え」で広く知られていますが、戦国武将としての知名度はやや低く、全国の視聴者が関心を持ってくれるかどうか、当初は心配される面もありました。しかし、親子愛や夫婦愛をテーマに、武将“毛利元就”の親しみやすさ、人間性を全面に出した脚色が視聴者を大いに惹きつけたようです。
一方、毎回全国的に大きな盛り上がりを見せている「大河ドラマブーム」を捉え、平成8年2月に放送が決定されて以降、中国地方の各地域では、観光客の増加や地域の活性化につなげるべく、関連施設の整備、各種イベントの開催、関連商品や観光ツアー企画の販売など、さまざまな取り組みがなされました。また、毎週本編ドラマの後に放送された「元就紀行」では、各地の元就関連の史跡やゆかりの地の現在の姿が解説付きで全国に紹介され、地域の観光・文化振興にとって大きな支援となりました。
こうした取り組み等は、関連する観光消費や建設投資などを通じ、地域に大きな経済波及効果をもたらすとともに、地域の知名度・観光イメージの向上、地域振興気運や郷土意識の高まりといった社会的な効果ももたらしてきました。
そこで本調査では、主に島根県、広島県、山口県の3県を対象に、今回の大河ドラマ放送に関して行われたさまざまな取り組みを概観するとともに、当地の4つの主要なテーマパーク等を訪れた観光客が支出した観光消費額や、3県で投入された関連の公共事業投資額を調査・推計し、これらの波及効果の計測を行っています。調査に当たっては、主要テーマパーク等への入場者をはじめ、大河ドラマ「毛利元就」推進協議会加盟市町村、観光関連業界団体などに対してアンケート調査やヒアリング調査を行い、できる限りドラマに関連する動きを直接捉えることに努めています。
目次
目 次
1.地域における関連イベントへの取り組み
(1)県境を越えた広域的な観光事業の展開
(2)地域に密着した講演会等の開催や集客型テーマパーク等の整備
(3)民間における商品開発の盛り上がり
2.広範な事業展開等を背景とした元就関連の観光客
(1)主要テーマパーク等(4会場)で162万人、関連の総集客数は343万人
(2)大都市圏域からの滞在型・循環型の観光客
3.主要テーマパーク等(4会場)入場者の観光消費などによる経済波及効果
(1)主要テーマパーク等入場者による3県への観光消費額は537億円
(2)元就関連の3県の公共事業投資額は16億円
(3)経済波及効果は島根県で97億円、広島県で564億円、山口県で276億円
4.大河ドラマ放送による地域への社会的効果
(1)新たな観光資源の発掘と観光イメージの多様化
(2)ボランティア活動等の活発化
(3)広域連携事業の推進モデルの提供
(4)まとめ
5.今後の展望
(1)さまざまな観光資源を組み合わせた観光ネットワークの形成
(2)行政区域を越えた地域連携の推進
(3)大交流時代における新たな観光メニューの創出
(参考)今回行ったアンケート調査の概要
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