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季刊「中国総研」 [2012年12月]

歴史文化資源の宝庫・瀬戸内海

ナンバー

No.61

刊行年月

2012年12月

頒価

本体1,200円+税

在庫

あり


概要

 当研究センターは、そのミッションに中国地方(瀬戸内海地域を含む)の地域振興に関する知的貢献を掲げています。瀬戸内海地域を括弧書きとしているのは、いうまでもなく瀬戸内海地域が、他のブロックとも深く関わっているためです。今回の特集では、その瀬戸内海を取り上げて、歴史文化資源の面から光を当ててみました。
 瀬戸内海は、古代より都と中国大陸とを繋ぐ交通・物流ルートであり、遣唐使や朝鮮通信使などによる海外からの異文化の導入に大きな役割を果たしました。近世には北前船による交易ルートが開かれたことにより、物流ルートとしての役割が強化され、沿岸の港町での経済活動が活発となり、寄港する船舶からもたらされる情報や文化が、地域に文化を蓄積させました。
 近代には、複雑な沿岸地形を生かして、軍港や軍事産業が形成され、これらはその後のコンビナート形成の基盤となっていきます。こうして今日、瀬戸内海には広大な内海地域という自然、歴史文化的な資源、そして近代産業が組み合わさった複雑な“景”が形成されています。
 高度経済成長期やバブル経済期までは、ともすれば産業機能が優先されてきましが、現在では生態系の保全と回復、自然とアートという新たな顔も注目されており、特集のテーマとした“歴史文化資源”も、瀬戸内海のポテンシャルとして、大いに注目し、活用していこうという趣旨を踏まえています。
 世界遺産である厳島神社をはじめとして、瀬戸内海沿岸には国指定の重要伝統的建造物群保存地区という歴史的な町並みが残されています。倉敷(1979年指定)、竹原(1982年指定)、柳井(1984年指定)、御手洗(1994年指定)などであり、これらの指定年次をみると、瀬戸内海における歴史文化資源の拠点である歴史的町並みの掘り起こしが行われたのは、この30年ぐらいのことだと分かります。
 このような地区指定も受けておらず、まだこれからの掘り起こしとその活用が期待される資源もあり、対岸の四国側にも多くの資源が残っています。これらを繋げば、内海多島美という自然景観と歴史文化が融合した、類い希な誘客ゾーンを形成することも夢ではないと思われます。
 なお、瀬戸内海の歴史文化資源とは、沿岸地域のどこまでを対象とするのかという問題もありますが、瀬戸内海という交通・物流ルートが港町を育て、その後の発展と文化的蓄積の礎になったという経緯を踏まえ、ここでは瀬戸内海に面する自治体の範囲の資源を想定しております。【佐藤】


目次

中世の港町
-港湾集落のネットワークが形づくる瀬戸内海水運の構造-
広島県立歴史博物館
主任学芸員
鈴木康之
瀬戸内海における水軍の歴史と資源およびその活用について 中国電力株式会社
エネルギア総合研究所 主席研究員
小早川 隆
岡山県倉敷市児島地域の歴史文化資源とその活用(課題)について 岡山商科大学
非常勤講師
吉原 睦
自然と歴史と人が織りなす交流都市-下関 下関市立長府博物館
学芸員
田中洋一
瀬戸内海に伝わる戦争遺跡 清水ケ丘高等学校
講師
菅 信博
[論文]
櫟本学の社会的な意味と応用性-行政の視角から-
復建調査設計株式会社
企画開発本部 技師長
池上義信
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